屋外盤の設計から依頼できるメーカーを徹底調査。製品や企業としての特徴や納入事例などを紹介しています。
さらに、このページでは国内・海外それぞれの規格の屋外盤設計で高い実績を持つ2社を厳選して紹介しています。
配電盤・分電盤など、制御盤の製作に関連する表記で、屋外に設置する盤全般の事を屋外盤といいます。
屋外に設置するための防水・防塵への対策は必須要件。設置場所が海岸線に近い場合は塩害対策も必要となり、筐体の材質や塗装を防錆性能が高い仕様にします。他にも、制御盤の内部温度上昇を防ぐために遮光版を付けるなど、安定して長く稼働させるための高い保護性能が必要となります。
このページでは国内の盤メーカーの中で、
屋外盤制作を得意とするメーカーをピックアップ。
屋外盤の中でも、国内に設置するのか(国内規格)、
海外に設置するのか(海外規格)によって、
おすすめのメーカーは異なってきます。
国内規格については、国内での納品実績が一番豊富な企業。
海外規格については、唯一、海外規格の設計が可能な企業という2社を特集しています。


屋外盤などの電気機器の設計において、部品の安全性規格は国によって様々です。具体的には以下のような物があります。
設置する環境ごとに適したオプションを提案してくれることはもちろん、
国ごとに適した電気規格での設計実績が豊富な会社を選びましょう。

板金メーカーにルーツがあり、長い歴史のあるマエショウ。設計から筐体の精密板金加工まで内製化できるので、IP44という高い保護性能を持った屋外盤の設計も可能。さらに屋外に置く盤全体での設計実績は年間20,000面という豊富さ。
製品一点ごとの品質の高さと大量生産を両立させることができるのは、板金加工のノウハウを知り尽くした技術者を社内に多数抱えているから。このような体制だからこそ、外部メーカーに依存せずとも、自社で高い技術と生産量を担保することができます。
盤を屋外に設置する以上、設置環境への対策は必須。その点、マエショウでは防水試験・防塵試験・環境(温度)性能試験・騒音試験という4つの試験設備を自社内に持ち、製品の品質を社内チェックしています。
図面に従って製作するのは当然ですが、設置場所で求められる保護性能を持っているかなどを検証し、数値として確認。そうすることで、高い品質を担保しているのです。
マエショウには筐体の精密板金加工だけでなく、盤内電気配線にも豊富なノウハウを持った人材が揃っています。だから、設計・組立そして検査までのプロセスを社内で一気通貫で対応可能。
また、生産ラインのキャパシティが高いのもマエショウのオススメポイント。72時間の無人運転が可能な量産設備を複数台導入しているほか、量産型対応工場も完備。
マエショウは豊富なノウハウを持った人材と高性能な設備を上手く組み合わせ、高品質かつ低コストな生産を安定して実現しています。



| 本社所在地 | 愛知県西尾市吉良町宮迫樫木31-187 |
|---|---|
| 電話番号 | 0563-35-3235 |
| 公式HP URL | https://www.maesyou.com/ |

海外規格の盤設計においては、きちんと規格のあった部品を選定することが必須です。富士電機工業は部品選定から納品までの全工程をワンストップで完結。だからこそ、イレギュラーな規格のオーダーに対しても、適切に対応することが可能です。
海外規格設計の場合でも、仕様が固まっていない段階からでも対応。利便性追求やスペックとコストのバランスに優れる仕様を提示してくれるなど、盤製作のスペシャリスト集団ならではのノウハウを提供してくれるのもオススメできるポイント。設置場所のニーズに伴い、海外規格での生産といったイレギュラーな要望にも応えてくれる会社です。
盤を屋外に設置する以上、定期的なメンテナンス・修理は安定した稼働に必要不可欠です。国内であれば、すぐ社内の技術担当を派遣して対応する事が可能ですが、海外の場合は、現地業者に依頼するほかありません。
海外の技術者でも適切なケアが可能なように 富士電機工業では、設計・製作の段階から現地での運用を想定して製品を生産しています。 配線ひとつをとっても、安全性はもちろん現地でのメンテナンス性のよさも考慮するのが富士電機工業のものづくりマインド。技術スタッフにはそうした企業姿勢が浸透していますし、それを実践する技術と知識が備わっているのも強みです。
富士電機工業の会社設立は1995年。都心からも近い工業エリアとして知られる多摩エリアを拠点としています。
制御盤やコントロールパネルの設計・製作に特化したメーカーとして実績を築き、シチズン時計マニュファクチャリングやTDK、超音波工業といったジャンルの異なるメーカー各社を取引先としています。
手掛けてきた制御装置も自動制御・温度制御・圧力制御・ロボット制御・サーボ制御など多岐にわたり、オムロンやキーエンス、パナソニックといったPLCの主要メーカーにも対応しています。



| 本社所在地 | 東京都西多摩郡瑞穂町二本木476-16 |
|---|---|
| 電話番号 | 042-556-1237 |
| 公式HP URL | https://fdk-inc.co.jp/ |
主たるビジネスは国内・海外規格を問わない各種再生エネルギー関連設備・製品の取り扱いです。産業用太陽光発電ソリューション事業の一環で、パワーコンディショナ屋外盤の製作を請け負っています。オプションで耐塩・遮熱塗装の対応も可能な技術力があります。
板金加工と粉体塗装に注力する愛知県の盤製作会社で、創業は1948年。コスト意識や環境対策意識が高い企業で、塗装工程で付着せずに残った塗料はリサイクルして使うといった取り組みを実践。東証1部の大手日本企業との取引が主だった事業です。
オーダーメイド対応の制御盤メーカーで、特にプレス加工技術と塗装技術を自社の強みとしています。グローバル基準を意識して、製造工程のオンライン化や恒常的な設備刷新に取り組んでいることもあり、品質向上を図りながらも納期やコストは抑える方針をとっています。
雷電対策や地震対策を得意とする総合防災エンジニアリングの企業。国内の放送所局舎や、携帯キャリアのシェルターなどの納品実績があります。製品ラインナップは電源関連アイテムを幅広くカバー、監視制御盤はSDW-MCSシリーズで、カスタム設計のオーダーも可能で屋外・屋内用途どちらにも対応しています。
制御盤製作の他にも屋外収納箱や防音設備などの製品を手掛けているメーカー。各種制御用精密測定機器、高低圧電源発生装置、高低圧耐圧試験装置、各種リレー試験装置といった試験設備が揃っており、製作後のトレーラー搬送も相談できます。
屋外盤製作を得意とするマエショウは、板金加工メーカーとしても高い精密板金技術を持っているのが強み。その品質への信頼から、国内大手通信企業3社のオーダーに対して、年で20,000面製作した実績を持ちます(2022年1月時点)。
ポンプ・消火栓ポンプの制御盤やキュービクル、分電盤などが主な製品ラインナップ。会員企業に対して、製品選定や作図支援に利用できるサービスを提供。グローバルスタンダードを見据えて製品図面がDXF形式でのダウンロードを可能にするなど、DXの意識が高い企業ともいえます。
シンガポール、タイ、中国といったアジア各国に現地法人をもつ日東工業。日本人スタッフを各拠点に配置することで、いずれの国でも国内と変わらない製品・サービスを提供できる体制を構築しています。
制御盤やコントロールパネルに特化して設計・製作を請け負っているメーカー。筐体のオーダー、小型化やコストダウン、そして海外規格への適応といったニーズ優先のオーダーメイドも含めて全工程を内製化できる体制があり、メンテもサポートしています。
大規模プラント向けの総合制御システムを得意とする、日本を代表する製造業大手。制御盤だけでなく製品ラインナップの幅が広くバリエーションも多数揃えています。製品の一般仕様書、外形図、技術情報などを公式HPで公開しているのも要注目。
生活インフラを支える電力設備を提供している別川製作所。箱体の強度や防塵・防雨などの保護構造にこだわりを持つ会社です。別川製作所の設備は病院や学校で使用され、電力を効率的に提供しています。メンテナンス事業を展開しており、設備の導入後も安定した電力設備の稼働に向けて、柔軟なサポートを受けることができます。
屋外盤の納品までの具体的な製造プロセスは、各メーカーごとに微妙に異なります。しかし、大別すれば、およそ以下のような順番で進んで行くのが一般的です。
屋外盤の制作を依頼する会社への問い合わせ、および、同社との打ち合わせを行います。制御盤の用途、使用目的、運用方法などを説明した上で、具体的な仕様や納期、予算を決めていきます。
次に、制作会社は屋外盤の設計、および図面の作成を行います。出来上がった図面・設計図を確認して、何か不明点等があれば、逐一制作会社と相談するようにしましょう。
屋外盤の設計図および図面が完成し、特に問題がなければ、いよいよ屋外盤の制作となります。順番に、
を行っていきます。
制作・配線が完了すると次に、完成品に対して入出力チェック、動作チェック、デバッグなど、各種動作チェックを行います。
動作チェックを行い、問題がなければ、配線工事を行って完成品に既存の機械を接続させ、動作の最終確認を行ってから納品となります。また、アフターフォロー期間中になにか問題が発生した場合には、すぐにメーカーへ連絡するようにしましょう。
屋外盤の制作の依頼のために、制作会社と打ち合わせを行う際に注意するべきポイントとしては、以下のようなものがあります。
一つが、制作予定の屋外盤の動力負荷の容量や員数の見積りです。どれくらいの容量・員数が必要なのかを確認した上で、主幹ブレーカーや動力負荷に適する各種部品を選定していきます。
二つ目は、制御方式の決定です。リレー制御、タイマー制御、PLC制御のどれが最も適しているか確認し、その上で適当な機器を決定していきます。
三つ目は、屋外盤の設置個所についての確認です。設置予定箇所の面積しだいで、制作する屋外盤に求められる寸法も大きく変わってきます。
このサイトでは国内の制御盤メーカーを徹底調査し、
各メーカーを設計品or既製品/屋外用or屋内用という
2つの軸で比較しました。
上記の重要な2つの軸で比較しながらも、導入する側としてやはり気になるのは、製品の品質ですよね。
そのため、設計品については納入実績数、
既製品については品質に直結する試験設備の豊富さが
最も豊富な3社をピックアップしています。
設計品(屋外)なら
設計品(屋内)なら
既製品なら
※それぞれ以下の条件で選定
屋外・設計品なら…Google検索「屋外盤」上位10社(2022年1月時点)のうち、公式HP記載の屋外盤の納品実績数が一番豊富な企業(年間20,000面以上)
屋内・設計品なら…Google検索「屋内盤」上位10社(2022年1月時点)のうち、公式HP記載の屋内盤の納品実績数が一番豊富な企業(累計5,000面以上)
屋内外・既製品なら…Google検索「屋内盤」「屋外盤」の各上位10社(2022年1月時点)のうち、実験施設の種類が一番豊富な企業(耐震、風雨、防塵、防水、日射、短絡試験)