制御盤の小型化といった場合、制御盤全体の大きさを小さくするケースだけでなく、制御盤全体の大きさはそのまま既存の内部機器類を小型化してスペースを生み出すというケースもあります。どちらにしても性能やメンテナンス性を損ねることなく小型化しなければならないのは同じで、小型化するための方法として着目すべき3つのポイントを紹介しましょう。
制御盤で使用する機器それぞれを小型化なものにリプレースするのはわかりやすい第一歩。ただし、個々の機器をダウンサイズするだけではムダな隙間を生じるだけで終わってしまうので、設計・レイアウトなどを含めた見直しが必要です。
熱対策やメンテナンス性を考慮して制御盤の設計をなされていることは前提ですが、設計にあたって必要以上にマージンを確保しているケースもあります。スペックや安定稼働に影響しては本末転倒ですが、オーバースペックになっている点があれば、それらを見直すことで省スペース化を実現することもできるでしょう。
上で触れた2点とも関連しますが、例えば制御盤内のレイアウトを立体的構造とすることで、スペースをコンパクトにすることも可能。メンテナンスに留意する必要はありますが、可動性を持たせるなどの工夫で、全体の小型化もできます。
制御盤の小型化で同時検討したいのが導入する個数。小型化した盤を数十個規模で生産することを考えると、むしろ設計品にすることでよりニーズにマッチした小型化もできます。設計品は高いというイメージがあるかもしれませんが、発注ボリュームによってはオーダーメイドで設計してもらう方が、運用を含めたコストパフォーマンスのよさにつながることもあるのです。
プッシュイン型のねじレス式スプリング端子機器を制御盤に使うことで、端子機器の幅を約1/4に省スペース化した事例。
オムロンのスリムデザイン制御盤に、プッシュイン端子台を使ってネジ締めの空間をなくすなど小型化した事例。
当サイトでは、様々な仕様、用途に特化した屋外盤、屋内版、制御盤を扱うメーカーを多数紹介しています。
自社のニーズにあったメーカーをトップページから探してください。
このサイトでは国内の制御盤メーカーを徹底調査し、
各メーカーを設計品or既製品/屋外用or屋内用という
2つの軸で比較しました。
上記の重要な2つの軸で比較しながらも、導入する側としてやはり気になるのは、製品の品質ですよね。
そのため、設計品については納入実績数、
既製品については品質に直結する試験設備の豊富さが
最も豊富な3社をピックアップしています。
設計品(屋外)なら
設計品(屋内)なら
既製品なら
※それぞれ以下の条件で選定
屋外・設計品なら…Google検索「屋外盤」上位10社(2022年1月時点)のうち、公式HP記載の屋外盤の納品実績数が一番豊富な企業(年間20,000面以上)
屋内・設計品なら…Google検索「屋内盤」上位10社(2022年1月時点)のうち、公式HP記載の屋内盤の納品実績数が一番豊富な企業(累計5,000面以上)
屋内外・既製品なら…Google検索「屋内盤」「屋外盤」の各上位10社(2022年1月時点)のうち、実験施設の種類が一番豊富な企業(耐震、風雨、防塵、防水、日射、短絡試験)