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制御盤を小型化したい

制御盤を小型化する方法

制御盤の小型化といった場合、制御盤全体の大きさを小さくするケースだけでなく、制御盤全体の大きさはそのまま既存の内部機器類を小型化してスペースを生み出すというケースもあります。どちらにしても性能やメンテナンス性を損ねることなく小型化しなければならないのは同じで、小型化するための方法として着目すべき3つのポイントを紹介しましょう。

機器を小型化する

制御盤で使用する機器それぞれを小型化なものにリプレースするのはわかりやすい第一歩。ただし、個々の機器をダウンサイズするだけではムダな隙間を生じるだけで終わってしまうので、設計・レイアウトなどを含めた見直しが必要です。

設計が最適かを見直す

熱対策やメンテナンス性を考慮して制御盤の設計をなされていることは前提ですが、設計にあたって必要以上にマージンを確保しているケースもあります。スペックや安定稼働に影響しては本末転倒ですが、オーバースペックになっている点があれば、それらを見直すことで省スペース化を実現することもできるでしょう。

レイアウトを見直す

上で触れた2点とも関連しますが、例えば制御盤内のレイアウトを立体的構造とすることで、スペースをコンパクトにすることも可能。メンテナンスに留意する必要はありますが、可動性を持たせるなどの工夫で、全体の小型化もできます。

小型化した盤を何個も生産するなら設計してもらうがオススメ

制御盤の小型化で同時検討したいのが導入する個数。小型化した盤を数十個規模で生産することを考えると、むしろ設計品にすることでよりニーズにマッチした小型化もできます。設計品は高いというイメージがあるかもしれませんが、発注ボリュームによってはオーダーメイドで設計してもらう方が、運用を含めたコストパフォーマンスのよさにつながることもあるのです。

小型化した事例を紹介

植田酪農機工業の制御盤小型化事例

オムロン制御機器
引用元HP:オムロン制御機器事業公式HP
https://www.fa.omron.co.jp/solution/panel/article/article_000463.html

プッシュイン型のねじレス式スプリング端子機器を制御盤に使うことで、端子機器の幅を約1/4に省スペース化した事例。

マスダックの制御盤小型化事例

オムロン制御機器
引用元HP:オムロン制御機器事業公式HP
https://www.fa.omron.co.jp/solution/panel/article/article_000340.html

オムロンのスリムデザイン制御盤に、プッシュイン端子台を使ってネジ締めの空間をなくすなど小型化した事例。

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