制御盤とは、電気を使って自動的に作動する機器や設備などをコントロール=制御ための機器。象徴的な利用シーンがオートメーションで稼働する工場の製造ラインで、様々な工程において適切に動作するように管理するのが制御盤の役目です。
用途によって様々な制御盤が使われますが、動力回路と制御回路の2つの回路によって構成されるという基本構造を持っています。
制御盤が実際に設置されている施設や設備の代表的なものを、ジャンル別に紹介していきましょう。
ロボットシステム、プレス機、ベルトコンベア、組付ライン、検査測定機器、リフト、クレーン、ヒーターなど
温室ハウス、選別機器、自動散布機器、水門、搬送機械、加工機器など
搬送装置、包装機器、保冷設備、検査測定機器など
信号機、踏切遮断器、駅ホームの転落防止柵、駐車施設のゲート他設備、など
エレベーター、エスカレーター、火災報知機、空調設備、監視設備、動力設備、非常用電源設備など
制御盤は設置環境が多種多様となることもあり、劣化・保護対策といった目的で塗装をします。ここでは、塗装方法と使われる塗料について、簡潔にまとめてみましょう。
制御盤の塗装方法には焼付塗装と粉体塗装の2種類があります。
焼付塗装は液体塗料を塗布してから加熱するなどして乾燥させる方法。塗料の密着度が高くなることで耐候性もアップします。制御盤の塗装方法の主流ともいえるでしょう。
粉体塗装は細かな粉体の塗料を金属に吹き付け、静電気で付着させた上、加熱することで塗膜を作る方法。パウダーコーティングと表現されることもあり、有機溶剤を使わない塗装という点で、環境対策に優れた塗装方法でもあります。
制御盤の塗装で使われる塗料は、メラミン樹脂とエポキシ樹脂、ウレタン樹脂の3つが挙げられます。
メラミン樹脂は塗料としてのバリエーションが幅広く、制御盤用の塗料の中でもスタンダードなもの。
エポキシ樹脂には酸や薬剤への耐性でアドバンテージがあり、塩害対策を重視する用途の制御盤で、下塗りに使用されます。液体でも固体でも成形できるのも特徴です。
ウレタン樹脂は上2つの塗料よりも耐性があり、屋外で使われる制御盤などで使われています。
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